何やら不吉な予感がするのは私ダケ?
フラグ?フラグなのか?
あんな思いはもうしたくないですよ…
さて本日紹介するマンガはコチラ。

白泉社刊/甘詰留太氏
[作品概要]
杉村薫(すぎむら・かおる)、17歳。
千草奈々(ちぐさ・なな)、同い年。
2人は、家が隣同士(厳密にはアパートの隣の部屋)の、所謂幼馴染だ。
高校に入ってからは微妙な関係が続いていた。
さて、薫にはヒミツのシュミがあった。
SMの妄想である。
妄想にとどまらず、そのテのグッズもかなり保有しているのだった。
当然、そのグッズが正しく使用されるコトはなかった。相手がいないからだ。
そんなある日、ヒョンなコトから奈々の手にボンデージ衣装が渡ってしまう。
興味本位からその衣装を着てしまった奈々であったが、何とカギがかかっており、脱げなくなってしまったのだ。
そして、奈々は薫に助けを求める。
薫は、カギを渡す代償として、ボンデージを着た奈々をジックリ見たいと言い出し…?
[過去記事]
→1巻紹介
→2巻紹介
[内容補足と感想とか]
さて前巻から引き続いて、緊縛撮影会です。
チョーシにのって撮影しまくる薫。
だが、奈々の方は既に恥ずかしさの限界。
遂に薫に対して、やめる様に懇願する。

懇願
このプレイを始める前の約束事。
奈々がイヤだといったら、即座に中止する。
コレは、あくまでもプレイであり、信頼のもとに成り立っているという証であった。
あったのだが…

反故
薫は、トボけてみせた。
薫にとっては、この言葉もプレイの一環であった。
プレイとして、最後の一押しだった。
だったのだが…
奈々には伝わらなかった。

泣く
奈々は、ホンキで泣いてしまったのだった。
いや、実は奈々が泣いた本当の理由は、薫の態度に対してではなかったのだが、そんなコトは解るハズもない薫は、奈々の泣き顔を見て、自分が失態を犯したコトを悟る。
まぁ、この辺りの2人の意思の相違はご自分の目でお確かめいただくとして。
とりあえず、薫は奈々に謝るのだった。

謝罪
ただし、面と向かってではなく、かなりヒネくれてはいたが。
こういうシーンは、実にラブコメだなぁ、と思う。
単なるSMマンガだったら、こんなシーンはありえない。
さて、最近の薫は、ランニングを日課にしていた。

ランニング
理由は、奈々とのプレイの為である。
Sをやるには、何かと体力が必要なのだ。
なので、ランニングをしているのだが、その途中に知り合いになった人がいた。

新キャラ
館(たち)と名乗る人物であった。
館も、薫と同じ時間に同じコースをランニングしており、仲良くなって一緒に走るコトになったのだ。
館は、薫とは別の高校ではあるのだが、陸上部に所属しており、薫にランニングの正しいやり方などを教えてくれた。

仲良し
さて、この館であるが。
薫は、出会ってからずっと男だと思っていたらしいのだが、実は館は女の子である。

女の子
さて、実は奈々も陸上部である。
そして、大会でこの2人は争ったコトがあるのだが、その時は奈々が勝っており、館は奈々のコトをライバル視しているのだった。
次の息抜きの時がやってきた。
今度の息抜きは、薫が新たに手に入れたアイテムを使うコトになった。

新たなアイテム
SMでは定番のアイテム、ボールギャグである。
ボールギャグとは、簡単にいえば口枷である。
あぁ。余談ですが、1発ギャグなんかの「ギャグ」というのは、この口枷が語源である。
客のおしゃべりを黙らせる為に、ステージに出て直ぐにギャグをやったのがその始まりだそうで、ソコから「客を黙らせる芸」→ギャグ、となったそうだ。
閑話休題。
という訳で、このボールギャグを使ったプレイに突入しようとしていた。
さて、薫と奈々がプレイに興じようとしているその頃。
薫の家に、来客があった。
あぁ、ちなみに、今回のプレイは奈々の家で行われている。

来客
館であった。
館は奈々をライバル視している。
そして薫から奈々の家を聞いていたので、勝負しにやってきたのだ。
…が、まぁ、イロイロとあって、何故だか薫の部屋にいた。
その辺りはご自分の目で確認してください。
こうして薫の部屋にやってきた館。
薫がいない間に、部屋あさりをやってしまうのだった。
そして、見てはならないモノを見てしまう。

見てはならないモノ
薫の部屋にあった、SMカタログである。
しかも、ご丁寧にも「ナナにつかう」という付箋がしてあった。
何も知らない人が、コレを見たらどう思うだろうか?
まぁ、犯罪と思うだろう。
当然、館もそういう想像をした。
そして、間の悪いコトに、忘れ物をした薫が、部屋に戻ってきたのだ。
当然ながら、館は薫を問い詰める。

問い詰め
問い詰めというか、暴力的行為だったが。
こうして館が薫を問い詰めていると、帰りが遅い薫を心配した奈々が、薫の部屋にやってきた。
そして、修羅場が始まった。
薫を問い詰める館を見た奈々が、プレイ自体は自分が望んだコトだと告げる。

事実
コレが修羅場の始まりであった。
たとえ、奈々が望んだコトだったとしても、館にはソレが理解出来ない。
そりゃまぁ、SMを理解しろという方が難しいとは思うのだが、理解出来ないのはいい。
問題なのは、否定である。

否定
自分が理解出来ないモノを「悪」と決め付けての否定。
コレが問題だった。
館の言葉に対し、奈々が反論する。

反論
そして奈々と館の言い争い。
ソレを傍観しているしかない薫。
そして、売り言葉に買い言葉。

結論
とうとう、薫の関知しないトコロで、館もプレイに加わるコトになってしまった。
薫は、奈々意外とプレイをしたくはないのだが、仕方なくやるコトになってしまった。
…で、その日がやってきた。

ダブル緊縛
奈々と館、2人を相手にプレイを開始する薫。
そのプレイの内容は…
ご自分の目でお確かめください。
さて、最後にプレイ後の話をしておくと。

虜
館も、SMプレイの虜になってしまいました。
奈々と館の間で、薫の争奪戦が始まる…?
といった辺りで次巻へと続く。
はい、という訳で、3巻ではセカンドヒロインの登場です。
薫が男と勘違いするくらいボーイッシュな女の子、館涼子(りょうこ)。
薫と奈々のヒミツを知ってしまったコトから、自分もSMプレイをするコトに…
この3人のプレイは、実にエロい。
ある意味レズプレイでもある訳だし。
館の様子を見て、自分のコトを認識する奈々もイイしねー。
後、このマンガはやっぱりラブコメなんだと認識させてくれる描写も満載なんだよね。
特に、この記事では紹介しなかったのだが、文化祭の準備の話なんか、完全にラブコメそのものだし。
アレもう、完全に薫に陥落するながれだろ!?
たとえ、今までその気がなかったとしても、だ。
アレは完全に陥落する。間違いない。
いや、奈々が、薫にホの字なのは間違いないケドね。
そういう方面も、館の登場で一層表面化するだろうしね。
やはり、セカンドヒロインがいると話が広がるなー。
3巻は、表紙が実にエロいですねー。
1巻や2巻に比べて、エロさが増してますよね。
というかね、ワキがエロいんですよ、ワキが。
いや、コレもう、完全にエロマンガの表紙だよね。
ワキ好き、大満足!(かどうかは知らない。私はワキ好きじゃないし)
最後まで読んでいただき有難うございます。