い~かげん人間のダメダメだいあり~

マイナーマンガ好きのたわごと。面白いと思ったマンガの紹介&マンガ雑誌の感想がメイン。紹介マンガが(貴方にとって)面白いという保証はしません。あしからず。リンクはフリー&報告不要、トラックバック歓迎、コメントは更新の活力です。

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祝!”風雨来記”がPS2でリメイクされました!
発売中です。
このゲームをちょっと語ってみました。
――大地に風が吹くように――
――原野に雨が降るように――
――心の景色は常に移りゆく――
――去りゆく今日と――
――巡り来る明日の狭間で――
――探してみたいものがある――
――雨は新緑をより深く塗り替えた――
――期待が予感に変わる手応えを合図に――
――旅がはじまる・・・――


”風雨来記(PS2版)”&”風雨来記2”が廉価版で発売中
この機会にいかがですか?オススメですよ。
2007/09/14(金) 23:53 コミックレビュー
お気に入りだったカップ焼きそばが最近リニューアルし、マズくなった。なんてこったい…
あえて商品名は言いませんが。


さて本日紹介するマンガはこちら。
はじまりのはこ よしづきくみち作品集
JIVE刊/よしづきくみち氏


[作品概要]
”魔法遣いに大切なこと”(原作:山田典枝氏/富士見書房刊)の作画担当で知られるよしづきくみち氏の短編集。
デビュー作”Living Quarer”から最新作”伊良林さんのファントムアーム”まで、収録した、氏初の短編集です。


[初めに]
作品概要の欄でイロイロと書きましたが、実は氏の作品はコレが初めてです。
”魔法遣いに大切なこと”も名前は知っていましたが未読です。なので氏の名前は知りませんでした。
何でこのマンガを買ったのかというと、表紙買いですね。
もうね、完全に表紙の絵に惹かれた。カワイイ女の子と、どこか懐かしさと高揚を感じさせる絵に惹かれたんですね。

という訳で各話の紹介。


[伊良林さんのファントムアーム]

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諫早信(いさはやしん)はオカルト同好会唯一の会員だったが、ある日1人の女の子が入会してくる。
水泳部のエース・伊良林ふみ。総体で優勝した学校の有名人だ。
そんな彼女が何故、オカルト研究会に入会したのか。
実は彼女にはヒミツがあった。
そのヒミツとは、彼女は両肩から見えない腕が生えているコトだった。

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見えない腕がカバンを持っている

超常現象を目の当たりにした信は興奮するが、ふみは腕を何とかして欲しいとお願いするのだった。


この話はねぇ、何で腕が生えてるのかとか、そんなのはどーでもいいんですよ。
問題は何で生えているのかではなく、生えているコトがふみにとっては悩みであるっていう点。
女の子がねぇ、人知れず悩んでいるんだよ?男だったら力になってあげるべきだろう。
それなのに信ときたら…
超常現象に興奮してふみを泣かせてしまうんですねー。
それでその涙を見て初めて自分の過ちに気づくっていうね。うん、青春だね。

しかしこのマンガ、最後の展開が良いなー。
オカルトに取り付かれた女の子の心情も良く伝わってくるし、最後のふみと信のヤリトリも良いしね。
やっぱりね、自分のコトを受け入れてくれる人がいるっていうのは、重要なコトなんですよ。そういう話。



[すなぼし]

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星が好きな高校生・京太。
ある日、大切にしていた双眼鏡を壊してしまう。
ところが次の日、目が覚めると隣に見慣れぬ女の子が寝ていた。
何でも双眼鏡が具象化した姿だというが…


この話もね、何で双眼鏡が具象化したのか、なんていうのはどーでもいいんですよ。
重要なのは、隣に具象化した双眼鏡が居る、という点なんですね。

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具象化した双眼鏡

ちなみに具象化される法則は作中で明らかになっていますけどね。
作中での言葉を借りて言うならば、この世が砂で出来ているとして、双眼鏡を構成している物質も全て砂だったら。そしてソレが人の形をしていたら。それは砂か双眼鏡か、もしくは人か。
そういう理屈だというコトですね。
でもやっぱりそんな部分は重要じゃない。
重要なのは、そうですね。そんな存在に何をしてあげられるか、かな?

ちょっと悲しい感じの話でした。でもラストシーンはスゴくキレイでお気に入りのシーンです。



[おくりもの]

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画家志望の佐野クン、19歳。
19年の人生で1度ダケ女の子からプレゼントをもらったコトがある。
その女の子は今は芸能人になっている…
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佐野クンと女の子


扉ページ含めて12ページしかない短編。
しかし、かなりまとまっていて完成度の高い作品ではないでしょうか。
過去、佐野クンがどういう経緯でプレゼントをもらったのかという部分がメインで、現在、その女の子とどーのこーのっていう話ではないですね。

一般的に男子っていうのは精神面は女子よりも成長が遅いんですね。
だから小学生の時なんかね、女の子の気持ちなんか解らない。解らないっていうか理解しようとすらしませんからね。
女の子が自分に好意を示しても気にしないし、そもそも気づかない。
そんな話。



[ことのは]

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有村ハナは呪われていた。
昔、ハナは惚れっぽい性格で、誰にでも「好き好き」言っていた。
だがある日、悪魔が現れ、「男子に好きといったらその男子は死ぬ」という呪いをかけられたのだ。
その次の日、そんなコトはすっかり忘れたハナはうっかり男子に「好きだ」と言ってしまう。
するとその男子は本当に死んでしまった。
それ以来、ハナは「好きだ」と言うのをやめた。
だが今、同じクラスの野川クンを好きになってしまい―――


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有村ハナ

この話は何ていったらいいのでしょうか。
悪魔の呪いが、というか自分の中での罪悪感がハナの明るさを奪った。とでもいえばいいのでしょうか。
だってねぇ、好きって言ったらその相手が死ぬんですよ?
しかも実際に死んだんですよ?
そうしたらね、呪いが解けた後も好きっていえなくなっちゃったんですよ。怖くて。
そのあたりのね、辛さが本当に伝わってきましたね。

で、この話で1番罪深いのって、どー考えてもハナの両親だよね。少しは反省したほうがいい。



[Living Quarer]

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地上において人口が飽和状態になってしまった時代。
その危機回避として科学で生み出された「翼人改造」。
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翼人化

空遊島という空に浮かぶ島を開発し、そこで暮らす人々・翼人。
全人類の2/3以上が翼人となっていた。
ちなみに翼人は1000hPaを超える高気圧領域には侵入できないので、ほとんど地上とは決別していた。

さて地上で暮らしている女の子・加絵。彼女の母親は翼人となり空で暮らしている。
しかし加絵は翼人が嫌いだという…


空と地上とで引き裂かれた親子。
の話なんだが、この作品、1番重要なコトが描かれていないと思う。
ソレは、加絵の母親が何故、翼人になったか。
家族を捨ててまで翼人になったからにはそれなりの理由があると思うんですね。
でも作中で明記されていない。いや確かに想像の余地があるくらいには描かれてはいるけれど、それが彼女にとってどれほどの意味を持つのか解らないっていうのはダメな気がする。

話自体は面白いダケにその部分が気になったのはちょっと残念かな。
しかし加絵のお母さんはいいキャラしてるなー。


[最後に]
このマンガの感想を書くのは私には難しすぎました。
短編集としては非常に満足していますし、作者本人が得意だという、自然の描写には惹かれるのですが、私の貧困なボキャブラリーと稚拙な文章ではその素晴らしさを全く伝えきれていません。

個人的に”伊良林さんのファントムアーム”がお気に入りですね。
伊良林がカワイイし、信のキャラが面白いし、何よりも五島先輩の無責任さが面白かった。
この話の最後のシーンは本当にいい場面ですね。


最後まで読んでいただき有難うございます。
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