いや、確かに古木選手といえば、かつては横浜の救世主みたいな扱いをされながら、その後はあまりパっとせず、不本意なシーズンをおくっていたけれども。
あまりに守備がヘタクソすぎなので、DH制のあるパ・リーグの方が向いているとは思うけれども。
小学生の時、横浜には入りたくないとか言っていたらしいけど。
オリックスはないんじゃないの?
というか、代わりに獲得した選手が右打ちの大西選手って…
獲るなら左か投手だろ…
さて本日紹介するのはこのマンガ。

集英社刊/原作:倉科遼氏/作画:月島薫氏
[作品概要]
サッカーが大好きで、得意な相原琴美(中学3年生)。
近所では有名なサッカー少女で、およそ「女の子らしさ」とは無縁の女の子。
そんな琴美は、修学旅行で京都に行った時、舞妓さんに出会う。
その、あまりのキレイさに一瞬にして目を奪われる。
琴美の将来の夢はサッカー選手としてオリンピックにいくコト。
高校も女子サッカー部があるトコロを受験予定だった。
しかし、父親が事故で他界し、事態は一変。
家計を支える為に、琴美が選んだ道は、舞妓になるコトだった!
[参考記事]
→1巻紹介
[内容補足と感想とか]
さて「鬼の家」と呼ばれる屋形に入り、舞妓になる修行を始めた琴美。
初心者なので、当然なんもかんもがまだまだで、舞なんかもダメダメなのですが、それでも優れた逸材であるらしいコトを認める人がいたりと、それなりに順調にいっている様です。
さて琴の家には先輩の仕込みである、恵というのがいます。
要するに琴美のお姉さん的存在ですね。
まぁ、そんなに出来が良いわけではないらしいのですが。
その恵なのですが、何でも好きな人がいるらしいのです。

恋する乙女?
そして、その日、恵は告白しに向かいました。
その結果は―――

玉砕
という訳で、失敗に終わりました。
ちなみに相手の男はリヤカー男こと、英司です。
あぁ、英司っていうのは、琴美が仕込みになる為に後見人を探している時に、その後見人を紹介してくれた人です。
仕事は人力車の俥夫(運転手)。
祇園の人間が仕込みや舞妓に手出し厳禁なので、玉砕はある意味で当たり前だったと言えます。
恵は家庭の事情で屋形に預けられたという経緯があり、当初は舞妓になる気は全くなく、反発ばかりしていたらしいのですが、そんな時英司に出会い、励まされてホれたらしいのです。
つまり、恵は英司がいたから頑張っていたという訳なんですね。
うん、愛の力は偉大ですね。
しかし、そんな頑張りの源にフられました。
その結果、恵の口から衝撃の言葉が!

やめる宣言
舞妓を目指すのをやめる、と。
実は、恵は琴の家に入った時に、おかあさん(屋形の主ね)との約束で、1年で舞妓になれなかったらクビという条件があったんですね。
で、その約束に期限まで残り1ヶ月だったんですね。

残りわずか
しかし舞も三味線もまだまだで、合格は絶望的。
だから不合格になる前に、自分から辞める、と。
英司に気持ちを打ち明けたのも、ソレが理由だったりするんですね。
とまぁ、こんな感じで先輩仕込みの騒動が起こるんですね。
でまぁ、琴美が説得をする訳ですが―――
まぁ、その辺りはご自分の目で確認していただくとして、結果を言ってしまうと恵はヤル気になるんですね。

ヤル気充分!
残り1ヶ月で仕込み卒業。
かなり大変なコトなのですが、琴の家の先輩で最高傑作と言われる琴菊という芸奴さんがいるのですが、その琴菊がマンツーマンでの特訓を申し出てくれたのです。
という訳で特訓編開始―――
というコトにはなりませんでした。
まぁ、主人公ならいざしらず、先輩の特訓編なんかやる意味ありませんからね、当然ですね。
そんなこんなで1ヵ月後、恵の仕込み卒業試験がやってきました。

試験開始
恵の卒業試験はどうなるの?
解りきっている結果は、ご自分の目でお確かめください。
さてとりあえず恵編は終わり、琴美の修行に戻ります。
舞で新たな演目「黒髪」に挑戦する琴美。

新しい演目
この「黒髪」という演目は今までのモノよりもより高い演技力の求められる、難しい演目らしいんですね。
しかも、この唄の歌詞というのは好いた男を独りで待つ女の寂しさを唄ったモノらしいのです。
唄を理解できていない舞は舞とは呼べないらしいのですが、琴美がこの唄を理解するのは難しかったんですね。
何故なら、今までサッカー一筋に生きてきた琴美は恋をしたコトがないらしいのです。
だから恋する女性の寂しさを唄ったこの演目は理解できないらしいんですね。
でまぁ、そのコトで恵に相談する訳なのですが、恵が言うには恋っていうのは「寝ても覚めてもその人の顔が浮かんでくる」モノらしいんですね。
で、そんな人がいないのか?と。
その話を聞いた琴美の頭に思い浮かんだ人物―――
はい、もうお解かりですね。
お約束すぎる展開ですからね。

琴美の初恋?
という訳で修羅場開始です。
いや、違いました。琴美の悩みがすりかわりました。
今までは恋がよく解らずに悩んでいましたが、今度は恵と同じ人に恋してしまった?というコトで悩み始めました。
1度意識してしまうと、寝ても覚めてもその人のコトばかり…
というのはよくある話で、恵(舞妓名は琴恵になった)が好きな人だから忘れなきゃ…、という思いとは裏腹に英司のコトばかり考えてしまう琴美。
ソレは稽古中も例外ではなく―――

稽古中なのに…
そし英司のコトばかり考えて稽古に身の入らなくなった琴美に、遂に舞の師匠が雷を落としてしまいました。

怒られた
遂には「お止め」を宣告されてしまいました。
お止めというのは、もう稽古に来なくてもいい、要するに破門というコトらしいのですね。
まぁ、この場合は破門というよりかは、学校でいったら停学くらいの意味なのですが。
つまりは、少し頭を冷やして来いという感じですかね。
とまぁ、そんな訳でお止め宣告をされてしまった琴美。
いったいどーなっちゃうの?
英司への想いはどうなるの?
って辺りで次巻へと続く。
さて舞妓になる為の話も2巻目。
この巻では先輩仕込みの恵の話がメインですかね。
そして琴美へのお止め宣告。
今まで恋を知らなかった少女が挑む、恋を表現する演目。
恋を知らないが故に、苦悩する琴美。
そして、その演目をする為の悩みが、さらに悩みを生んでいく―――
恋を知らなかった少女が、初めておちた恋!?
あ、なんかこう書くととっても面白い感じがするのは何故だろう。
ま…、まぁ、とにかく、次巻は英司との恋の決着がメインに描かれるハズなので、楽しみですね。
とかいいつつ、結果は知っているんですけれどもね…
とりあえず、お止めを出された琴美はどうなるの?
英司への想いはどうなっちゃうの?
いや、ホント次巻が楽しみですね!
最後まで読んでいただき有難うございます。